2024/09/28投稿者:9Eキャリアカスタマーサクセス編集部

営業職からカスタマーサクセスへの転職を徹底解説!転職難易度・年収の変化・どういったポジションで採用される?

目次

  1. カスタマーサクセスとは
  2. 【職種別】営業職からカスタマーサクセスへ転職(キャリアチェンジ)する難易度
    1. SaaS/IT営業職からカスタマーサクセスへの転職
    2. 無形商材(web・広告・コンサルティング)法人営業職からの転職
    3. 有形商材(メーカー・卸商社・不動産)法人営業職からの転職
    4. 営業代行からの転職
    5. キャリアアドバイザー職からの転職
    6. 派遣営業職からの転職
    7. 個人営業職からの転職
    8. 販売職・接客業からの転職
  3. 営業職からカスタマーサクセス職に転職した場合年収はどう変化する?
  4. 営業職からカスタマーサクセス職に転職した場合どのポジションで採用される?

 

カスタマーサクセスとは

カスタマーサクセスとは、顧客が製品やサービスを最大限に活用することで顧客の課題解決に貢献し、ビジネス成功を実現できるよう能動的に支援する活動、あるいはそうした活動に取り組む役割・職種・組織を指します。

顧客のビジネス成功に向けて伴走しながら課題解決していく役割ですが、最終的には顧客が自走して課題解決していけるよう導くことを目指します。

また、カスタマーサクセスポジションを採用/配置する企業の目的はLTV(顧客生涯価値)の向上です。そのため、サービスの解約率低減やアップセル・クロスセルによる顧客単価増がカスタマーサクセス職のミッションとなります。

 

【職種別】営業職からカスタマーサクセスへ転職(キャリアチェンジ)する難易度

 

SaaS/IT営業職からカスタマーサクセスへの転職(キャリアチェンジ)

■転職(キャリアチェンジ)難易度

非常に易しい

■ポイント

SaaSの営業職(インサイドセールス・フィールドセールス)やITの営業職(Sier営業など)からカスタマーサクセスへキャリアチェンジするケースです。SaaS/IT営業職で培った課題解決提案型の営業力やITリテラシーはそのままカスタマーサクセス職で転用できるため即戦力と見なされるケースが多いです。社内でインサイドセールスやフィールドセールスからカスタマーサクセスにキャリアチェンジすることもよくあるパターンです。

 

無形商材(web・広告・コンサルティング)法人営業職からカスタマーサクセスへの転職(キャリアチェンジ)

■転職(キャリアチェンジ)難易度

易しい

■ポイント

無形商材(web・広告・コンサルティング)法人営業職からカスタマーサクセスへキャリアチェンジするケースです。無形商材の法人営業職で培った課題解決提案型の営業力はカスタマーサクセス職で転用できるため即戦力と見なされるケースが多いです。一方で、商材や営業手法によっては課題解決提案力が不十分と見なされる場合もあります。例えば広告営業において広告掲載をする枠と金額が決まっており、その広告を出稿する顧客を行動量を武器に探し出し販売を行う、という内容である場合行動量に対し評価は受ける一方で課題解決提案力は不十分であるとみなされる可能性があります。

 

有形商材(メーカー・卸商社・不動産)法人営業職からカスタマーサクセスへの転職(キャリアチェンジ)

■転職(キャリアチェンジ)難易度

難しい

■ポイント

有形商材(メーカー・卸商社・不動産)法人営業職からカスタマーサクセスへキャリアチェンジするケースです。有形商材の法人営業職ではルート営業と言われる既存顧客への営業が業務内容であることが多く、カスタマーサクセス職も既存顧客への営業職であることから一定の親和性はあります。ただし、ルート営業の場合顧客との関係性構築力はつけられるものの、課題解決型の提案力のスキルがある、と見なされるレベルで経験を積むことが難しく、カスタマーサクセス職への転職(キャリアチェンジ)のネックになります。ただし、20代であればポテンシャルを踏まえ採用に至るケースもあるため具体的な法人顧客の課題解決事例を面接で伝えられるようしっかりと準備を行い、転職活動を行えば十分カスタマーサクセス職への内定を勝ち取れる可能性があります。

 

営業代行からカスタマーサクセスへの転職(キャリアチェンジ)

■転職(キャリアチェンジ)難易度

普通~易しい

■ポイント

営業代行職の場合、成果を継続的に出すことがクライアントから求められることから営業のプロフェッショナルとして行動量・提案の質ともに高いレベルを有していると評価されることが多いです。また、一つの商材を担当し続けるのではなく一定の期間で扱う商材を変えていきながら早期に成果を出すことが求められるためキャッチアップが早い・環境が変わっても成果を出せる再現性を備えるという力が身に付きます。特に取り扱っている商材がSaaS/IT系であったり法人向けの無形商材である場合カスタマーサクセスへの転職(キャリアチェンジ)はよりしやすくなります。さらに現年収が事業会社に比べ低く抑えられているケースも多く、採用する側からみるとポテンシャル含みで採用しやすい年収帯であることが内定を獲得しやすい理由の一つにもなります。

 

キャリアアドバイザー職からカスタマーサクセスへの転職(キャリアチェンジ)

■転職(キャリアチェンジ)難易度

難しい~易しい

■ポイント

キャリアアドバイザー職は個人営業のみを行う片手側と法人営業も行う両手型でカスタマーサクセス職への転職難易度が変わります。両手型の場合無形商材の法人営業経験がある、と見なされるケースがあり片手型に比べてカスタマーサクセスへの転職が容易になります。特に提案先が人事担当であるため同じく人事担当が提案先となるHRtechのカスタマーサクセス職への転職(キャリアチェンジ)が歓迎される傾向があります。一方で片手型の場合個人営業の経験のみ、という評価になるため転職難易度は高まります。

片手型・両手型共通する点としては、キャリアアドバイザー職は営業として泥臭く行動量をとれる・KPIをしっかりと管理し目標達成をする力があるという特性があると評価されることが多く、アピールに繋がるポイントとなります。

 

派遣営業職からカスタマーサクセスへの転職(キャリアチェンジ)

■転職(キャリアチェンジ)難易度

やや難しい

■ポイント

派遣営業職は新規開拓の法人営業を行いながら自身で担当クライアントも持ち、既存深耕営業も行うことから豊富な法人営業経験を持つものの商材特性上他社と差別化がし辛く、結果的に行動量や関係構築力での提案・受注に寄ってしまうことから課題解決型の提案力面で評価を受け辛くカスタマーサクセス職への転職(キャリアチェンジ)難易度は高い傾向にあります。ただし行動量が取れKPIを管理しながら目標達成をしていく力は重要であるため20代であればポテンシャルも踏まえ内定に至る可能性は十分にあります。仮に30歳を超えている場合でも、例えば建築業界特化の派遣営業に従事している場合建築業界向けのtech商材を扱っている会社のカスタマーサクセスにチャレンジするなど業界知見を活かすことで内定を狙える可能性は十分にあります。

 

個人営業職からカスタマーサクセスへの転職(キャリアチェンジ)

■転職(キャリアチェンジ)難易度

難しい

■ポイント

カスタマーサクセス職は以下記事に記載している通り法人向けの商材で募集されていることが一般的であり、個人営業職からのキャリアチェンジの場合経験を活かしてもらいにくい、と捉えられてしまうケースが多いです。

 

SaaS企業でカスタマーサクセスの募集が多い理由とは?SaaSビジネスにおけるカスタマーサクセスの役割を解説

 

20代であればポテンシャルも踏まえ内定に至る可能性はあるものの、企業研究や面接対策を綿密に行うなどしっかりとした準備は少なからず求められます。どうしてもカスタマーサクセス職での内定が得られなかった場合一度法人営業の経験を積むことも視野に入れたほうがよいでしょう。

 

販売職・接客業からカスタマーサクセスへの転職(キャリアチェンジ)

■転職(キャリアチェンジ)難易度

非常に難しい

■ポイント

個人営業職同様法人向けの顧客折衝経験がない点に加え営業自体の経験もないことからカスタマーサクセス職への転職(キャリアチェンジ)難易度は非常に高いです。

20代であればポテンシャルも踏まえ内定に至る可能性は0ではないものの、一度法人営業の経験を積むことも視野に入れたほうがよいでしょう。

 

営業職からカスタマーサクセス職に転職した場合年収はどう変化する?

カスタマーサクセス職未経験の場合リーダー以上のポジションで採用されることは基本的に難しいです。そのためメンバークラスでの転職を前提として記載します。

カスタマーサクセス職メンバークラスの年収相場は400万円~500万円程度です。評価が高い場合500万円を超えて提示される場合もあります。

営業職においてもメンバークラスの年収相場は400万円~500万円程度であることが多く、カスタマーサクセス未経験であっても年収スライドで転職できるケースが多いです。

ただし、営業未経験からカスタマーサクセスへ転職を行った場合300万円台の年収提示がされる可能性も高まります。

できる限り高い年収での転職を狙う場合、

①面接での評価を良くする

②複数内定を獲得した上で年収交渉をする

の2点が重要になります。

面接での評価により入社時の階級が決定され報酬額が決まります。

そのためしっかりと面接対策を行うことで評価を高め、初年度の年収を上げることを目指します。さらに、面接での評価を良くした上で複数内定を獲得すると他社のオファー年収よりも高い年収を提示し内定承諾を獲得しよう、という形で企業が動くこともあり提示年収が上がる可能性があります。

 

営業職からカスタマーサクセス職に転職した場合どのポジションで採用される?

上記で転職(キャリアチェンジ)難易度が普通~非常に易しいに含まれていた職種でのキャリアチェンジの場合、多様な可能性があります。SMB向けのカスタマーサクセスからエンタープライズ向けのカスタマーサクセス、オンボーディングプロセス~エクスパンションプロセスまで多くの可能性があり、複数内定を目指しながらより志向性にマッチするポジションを比較検討し決めていくことを推奨します。

逆に上記で転職(キャリアチェンジ)難易度が難しい~非常に難しいに含まれていた職種でのキャリアチェンジの場合、SMB向けのカスタマーサクセス・オンボーディングプロセスでの採用可能性が高いです。このポジションの場合相対的に課題解決型の提案営業力が要求されないため、ポテンシャル採用をしやすいためです。

 

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